今日も隣の席でぎゅっとして。 ❄



 途中で何度か転びそうになりながらも走って階段を降りていき、しばらくして、1階の下駄箱の前に着いた。

 わたしは下駄箱で靴に履き替え、走って玄関から外に飛び出す。

 外は花びらのように雪が舞っていた。

黒図(くろず)!」
 相可(おおか)くんが前から駆けてくる。

 わたしは相可(おおか)くんの前でしゃがみ込む。

 それを見て相可(おおか)くんは驚く。

「おい、黒図(くろず)!」
「大丈夫か!?」

 わたしは相可(おおか)くんの顔を見てほっとする。

 はぁ、はぁ、と息を整えた。

「良かった…もう高校に来ないんじゃないかって…」