手を放し後ろを振り返るとエコバッグを右手に持ったお母さんが立っていた。 「あ、お母さん…」 わたしの顔が青ざめると、相可(おおか)くんも立ち止まって振り返る。 「ピアスつけた黒髪のヤンキーに」 「ピアスつけた、ぎ、銀髪のヤンキー!?」 お母さんは信じられないという顔を浮かべる。 「電話でお父さんから聞いたわ」 「雪羽(ゆきは)が一人でコンビニにアップルティー買いに出て入ったって」 「嘘だったの?」