しばらくして、林崎(りんざき)くんが戻って来た。 「お待たせ」 テーブルにストローがそれぞれ乗っかった2つのバニラクリームフラペチーノを置くと、林崎(りんざき)くんは前の席に座る。 「あの、林崎(りんざき)くん」 「金曜日は助けてくれて、保健室に運んでくれてありがとう」 「いいよ、お礼なんて」 「親にはなんて言って出てきたの?」 「アップルティーどうしても飲みたくて待ってられないからコンビニで買ってくるねって」 林崎(りんざき)くんは、ははっ、と笑う。