「黒ずきん、銀(ぎん)くんに興味ないからいいよね?」 ゆりちゃんがトゲトゲした口調で聞き返してきた。 わたしは俯いてぎゅっと両目を瞑る。 どうしよう…。 譲りたくない。 ――あれ? 黒図(くろず)、隣? わたしの脳裏に相可(おおか)くんの昨日の言葉と顔がぼんやりと浮かぶ。 助けて、相可(おおか)くん!!