「っ…」 あずさちゃんの両目からぶわっと涙が零れ落ちる。 「りんりんのバカッ」 あずさちゃんは走って逃げて行った。 「雪羽ちゃん、大丈夫?」 林崎(りんざき)くんが自分のブレザーのポケットからハンカチを取り出し、わたしの髪や制服を優しく拭く。 「あ、うん…」 そう言ってわたしはなんとか立ち上がるも、 ぐらぁっ…。 ふらつき、林崎(りんざき)くんが体を支える。 「ごめんなさ…はぁ、はぁ…」 「雪羽ちゃん?」 林崎(りんざき)くんは転がっているアップルティーを見る。 「なるほどね、これが原因か」