今日も隣の席でぎゅっとして。 ❄


 あずさちゃんの両目から光が消える。
「ほんと何様?」

「あ…」

「ほんとぉ、ゆりにはがっかり」
「黒ずきんちゃんのこと排除してくれるって思ってたのに」
「もぉいい。私がやるから」

 ジジジ。
 あずさちゃんがわたしの鞄のチャックを開け、投げ捨てた。

 ――――バサッ。
 地面に落ち転がった鞄から教科書が何冊か飛び出す。

 あ、教科書が…。

 わたしはアップルティーを右手に持ったまま鞄を取りに行こうとする。

 くらぁっ…。

 あ…れ…。

 わたしはその場に崩れ落ちた。