わたしは床に置いてある鞄のチャックを開け、ポーチから手鏡を取り出す。 手鏡に映るわたし。 見てて恥ずかしくなる。 でも慣れるしかないよね…。 相可(おおか)くん、もう教室に来てるかな。 胸がそわそわする。 「…教室、行こう」 わたしはチャックを閉めて鞄を右肩にかけ、1階の階段を上がって行く。