姫乃(ひめの)ちゃんは椅子に座ったままじっとわたしを見つめる。 「私、銀(ぎん)のことが好きだよ」 その告白を聞いた瞬間、心が熱くなった。 わたしの両目にじわり、光が浮かび上がる。 「雪羽(ゆきは)は?」 姫乃(ひめの)ちゃんが、こんなわたしに本音を言ってくれた。 なら、わたしもほんとうのことを伝えなきゃだめだ。 わたしもじっと姫乃(ひめの)ちゃんを見つめ、 椅子に座ったままぎゅっと自分のスカートを掴むと、必死に声を絞り出す。