今日も隣の席でぎゅっとして。 ❄


 女の子が林崎(りんざき)くんの腕をぎゅっと掴み、わたしがまるでここにいないみたいに話し出す。
「先生がぁ、りんりんや(ぎん)くんのこと心配してたよ?」
「早く戻ろ」

「待って」
雪羽(ゆきは)ちゃん、保健室…」

林崎(りんざき)くん、ありがとう」
 わたしは林崎(りんざき)くんの言葉を遮るように言うと、眉を下げて笑う。

「大丈夫、一人で行けます」