そう言った林崎(りんざき)くんの表情は、どこか苦しげで――――。 胸が、きゅっと締め付けられる。 「え?」 わたしは動揺する。 なんでそんな突き放すこと言うの? わたしは何があっても、 相可(おおか)くんやみんなの傍にいたいのに。 「りんりん、いたぁ!」 そう言ってリボンで少し結び、ゆるふわな髪を流した女の子が教室に入ってきた。 林崎(りんざき)くんのわたしの掴む手がパッと離れる。