ゆりちゃんの時も怖かったけど…。 それとは比べものにならない程、恐怖で全身がガタガタ震えて……止まらない。 逃げたい。 怖い、怖いよ。 だけど…助けなきゃ。 バッ。 わたしは相可(おおか)くんの黒パーカーについているフードを被る。 わたしは黒ずきん。 もう何も怖くない。 わたしは後ろの扉から教室の中に入って行く。 「あー、やっときた」 そう言って雪色の制服を着崩した青髪のヤンキーが、にこっと笑う。 「黒ずきんちゃん、こんちは」 「青色狼です」