今日も隣の席でぎゅっとして。 ❄


 ゆりちゃんの時も怖かったけど…。
 それとは比べものにならない程、恐怖で全身がガタガタ震えて……止まらない。

 逃げたい。
 怖い、怖いよ。
 だけど…助けなきゃ。

 バッ。
 わたしは相可(おおか)くんの黒パーカーについているフードを被る。

 わたしは黒ずきん。
 もう何も怖くない。

 わたしは後ろの扉から教室の中に入って行く。

「あー、やっときた」

 そう言って雪色の制服を着崩した青髪のヤンキーが、にこっと笑う。

「黒ずきんちゃん、こんちは」
「青色狼です」