今日も隣の席でぎゅっとして。 ❄



 数分が経過した頃。1年A組の教室に着いたわたしは、バクバクしている胸に右手を当てながら呼吸を整える。

「はぁっ、はぁっ……」

 廊下にはわたし以外誰もいない。

 …あれ?
 教室の後ろの扉、開いてる?
 確か出る前に池田先生が後ろの扉の鍵かけたはずなのに。

 わたしは後ろの扉から教室の中を覗いてみるなり固まる。

「……っ」 

 え…なんで青髪のヤンキーが…。
 制服は同じだからこの高校の生徒で間違いない。
 姫乃(ひめの)ちゃん、震えながら両手でノートを持ったまま立ってる…。