*
「昼休み終わっちゃう。早く化学室行かないと」
それから時間は過ぎて行き、5限が始まる前。
廊下を歩きながら慌てた姫乃ちゃんが言った。
両手には化学の教科書と筆箱を持っている。
「うん」
わたしがそう短く答えると、
「あっ、ノート忘れた。取って来る」
「みんなは先に行ってて」
姫乃ちゃんは1年A組の教室に向かって走っていく。
林崎くんが心配そうな表情を浮かべる。
「姫乃が何か忘れるなんて珍しいな」
「いつも完璧なのに。何かあったのかな」
林崎くんの顔が曇る。
「あの時と似てるね」
あの時?
「昼休み終わっちゃう。早く化学室行かないと」
それから時間は過ぎて行き、5限が始まる前。
廊下を歩きながら慌てた姫乃ちゃんが言った。
両手には化学の教科書と筆箱を持っている。
「うん」
わたしがそう短く答えると、
「あっ、ノート忘れた。取って来る」
「みんなは先に行ってて」
姫乃ちゃんは1年A組の教室に向かって走っていく。
林崎くんが心配そうな表情を浮かべる。
「姫乃が何か忘れるなんて珍しいな」
「いつも完璧なのに。何かあったのかな」
林崎くんの顔が曇る。
「あの時と似てるね」
あの時?



