電話がかかってきて、相可(おおか)くんは雪色のブレザーからスマホを手に取り、耳に当てる。 「もしもし?」 「凛(りん)かよ」 「あ? 今、黒図(くろず)と2人」 相可(おおか)くん、林崎(りんざき)くんにわたしのこと話してる!? 太陽の仄(ほの)かな光が窓から入ってきて、教室が明るくなる。 どうしよう。 嬉しくて、相可(おおか)くんの顔、見れない。