今日も隣の席でぎゅっとして。 ❄


 わたしの眉が下がる。
 ぽたぽた…。
 わたしの両目から大粒の涙が零れ落ちていく。

「…ごめんなさい」
 わたしが震えた声で謝ると、(いばら)さんはうろたえる。

「え、何がごめんなさい?」

 わたしは震えた自分の手をぎゅっと握る。

「先週、初めてみんなと一緒にカラオケ店に行ったけど」
(いばら)さんに、『もしかして体弱かったりする?』って聞かれた時」
「『たまたま体調悪くなっただけ』って答えたけど本当は嘘なの」

 (いばら)さんは目をパチクリさせる。

「え、嘘? どういうこと?」