今日も隣の席でぎゅっとして。 ❄


「うん、私は大丈夫だけど…」
 (いばら)さんは、わたしを見ながら言葉を詰まらせた。

「はぁっ……はぁっ……」

 持久走の疲れが出たみたい…。
 息するの苦しい…。

「一歩遅かったみたいだね」
 林崎(りんざき)くんが、ゆりちゃんに微笑みかける。

(りん)くん違うから」
 ゆりちゃんは慌てて否定する。

 林崎(りんざき)くんは、ゆりちゃんの耳元で甘く囁く。
「…何が? やるならもっと上手くやらなきゃね」