今日も隣の席でぎゅっとして。 ❄



「だめっ……!!」
 わたしは(いばら)さんの前に割って入った。

 びっくりしてゆりちゃんの手が、ぴたりと止まる。
 同時に(いばら)さんも固まった。

「なんで…(ぎん)達と教室に戻ったんじゃ…」
 (いばら)さんが動揺しながら言うと、わたしはゆりちゃんを見ながら、ゆっくりと話し始める。

「教室に戻ろうとしたけど…出来なかった」
「一緒に走ってくれたから…」
 わたしの両目に光るものが滲み、体が(かす)かに震え出す。