気持ちで負けていたらだめ。 気合を入れよう。 わたしは上が白で下がピンク色のジャージのポケットに入っていた予備のゴムで髪をきゅっと結ぶ。 「…あんなおっさん、気にしなくていいからね」 隣にいる茨(いばら)さんがボソッと言って、ひまわりみたいに笑う。 今まではずっと一人だった。 だけど今は、 こうやってフォローしてくれるクラスメートの女の子(いばらさん)がいる。 ううん、それだけじゃない。