「なんかその猫、俺みたいだな」 「近くなったと思ったら遠ざかる」 「あ…」 「それで他に言いたいことは?」 「彼女じゃないのに」 「どうしてさっき、わたしを彼女って言ったんですか?」 ふわっ……。 相可(おおか)くんは黒のパーカーのフードをわたしに被せる。 今度は羽の花火が上がった。