「ねぇ未花。知ってる?」


今日はちょっと久しぶりに

夏那と帰っている日


「どうしたの?」

「なんか城内ってさ、」


名前を聞くだけで

胸がドキッとした


「うん…?」


何事もない素振りで聞く


「前の学校で、生徒と付き合ってたんだってよ。」

「へぇ…。」


ちくん


さっきとは違う胸の痛み

驚きを隠せなかった