僕も早く教室戻らなきゃ、遅れちゃう!

「湊!どこに行ってたのよ!」

「神崎くんとお話してただけだよ」

あれ、なんでだろ本当に頭から神崎くんが離れない

「それじゃあ今から授業始めるぞ」

気づいたら授業は始まっていた

でも僕は授業なんかより神崎くんのことを考えてた

「では、誰かにここを読んでもらおう」

「今日は11月2日だから出席番号2番の色町に読んでもらおう」

「次のところ色町読んでくれ」

「どうした、色町早く読んでくれ〜」

「あ、ああすみません」

やっちゃったぁ、、神崎くんのことが気になりすぎて先生の話聞いてなかったぁぁぁ、、、

「俺と一緒に人生やり直さない?」って、、

完全に恋させに来てるじゃん、、

でも、神崎くんはそんなつもりないんだろうなぁ、

また辛い恋しちゃったな。

僕はいつだってそうだ、叶うはずのない恋ばっかりして。
どーせ振られるのに告白しようか迷ったあげく告白する前に自分を見失って好きかなんてわからなくなる。
2年前なんて最悪だ、
真也という男子に恋をしたと友達に相談していた。
裏でその2人が付き合ってるのもしらずに。
僕は2人が付き合ってるのを知らないまんま告白して返信のないまんま恋は途絶えた。

付き合ってるのを知った後に聞いたのだけど、
友達が好きになったのは僕が相談したあとかららしい。

「かわいい女の子になったら好きでいてくれるのかな」
そうつぶやきまた自分を傷つけた。