おおかた、酔っ払いが揉めてでもいるんだろう。 こういうときにトラブルを解決してこいと振られるのは、いつも俺だ。 特別手当を貰いたいくらいだよ。 「…は、春川くぅん。」 店長は俺の背中に隠れる始末だ。 しかも微妙に俺をせっついている。 なんなんだよ、このおっさん…。 せっつかれながら、店の奥に進むうちに、 「…んだよ!このチビ!!」 「チビは関係ないでしょう?!あんたみたいなブサイクに言われたくないっ!!」 .