チケットの代金を拒んだ俺に、「じゃあ、お茶でも。」と、誘ってくれた。 初めて会ったとは思えないほどに会話が弾んで楽しかった。 優里は俺より2つ年上で、デザインの仕事をしていた。 優里の仕事のこと、趣味のこと。 お互いの好きな映画や、音楽のこと。 俺の失敗談や、昌の最近出来た彼女のこと。 会話はいつまでも尽きなかった。 優里のくるくる変わる表情や、身振り手振りで話す仕草。 声色や、優しさ。 すべてに惹かれた。 .