「…?どっ!…わっ!?『ゴンッ…!!』」 この世のものとは思えない声が出ちまった…。 突然の後ろからの衝撃に、前につんのめってテーブルにおでこをしたたか打ち付けた。 いってー!でこを押さえつつ振り返れば、俺の腰に抱きつく後頭部が見えた。 ふわふわした長い茶色の髪。なんだか甘ったるい香りがしているから、女だろう。 「…ちょ…、」 がっしりしがみついてくる女を引き離そうと試みれば、 「見つけた!あたしの運命!!」 がばっと顔を上げた女は、なぜか俺の左耳を指さしながら、叫んだ。 .