「お前。仕事あがる前に言ってきゃいいだろ。」 呆れ顔の俺に、 「だってぇ。プライベートの春川さんに言いたいんですもん。」 くったくなく、笑う。 「じゃあせめて、ロッカーにいればいいだろ。」 「いやでも…他の人の迷惑になるし…。あたしが春川さんにおやすみなさいが言いたいのは、あたし個人の我が儘なので。」 「……。」 なんかこいつ、そういうとこだけ律儀だなぁ。 …はっ?!俺いま、何かおかしな感情を抱いたのか…? 打ち消すように、軽く頭を振った。 .