まぁ、ともかく。今日も無事に仕事を終えた。 着替えを済ませて、裏口のドアを開けて階段の上から下を覗き込んだ。 「…やっぱり。」 ため息と共に呟けば。 ドアが開く音に、反射のように顔を上げた秋野真琴と目があった。 「春川さ~ん!」 階段の下から、手を振る秋野。 しかたなく、階段を降りて、秋野に向かい合った。 「お前は…あがったの、一時間前だろ。」 呆れる俺に、 「だって、春川さんにおやすみなさいが言いたいんですよぉ~!!」 寒さで頬を赤くしながら、俺を見つめた。 .