はぁーっ。吐きそうになった溜め息をなんとか吸い込んだ。



「お前なー、いちいち報告はいいから手を動かせ、手を!!」



わざわざ報告していただかなくとも、危なかっしくて目を離せねーんだっつの!!見えてんだよ全部!!



心の中で思いつつ、



「ここは俺がやっといてやるから、五番テーブルの注文受けてこい!」



「はいっ!!」



勇ましく走ってゆくが…



「秋野!伝票持ってかないでどやってオーダーとるんだよ!!」



その背中にストップをかければ、



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