「失礼しますっ!!」 俺に1度、大きく頭を下げて、店を出て行った秋野。 ぽかんとして、それを見送る俺。 『相手はあたしじゃなくてもいいから』って、俺、振られたのか? にしても、なんでお前が泣くんだよ。 ぶっさいくな顔しちゃってよ。 でもなんか、横っ面ひっぱたかれたみたいだったな。 確かに秋野の言うとおりだ。 俺みたいな男、残していく方が、心配だよな。 …ごめんな。ごめん。優里、ごめん…。 心の中の優里に向かって、静かに謝った。 .