手遅れだった。すでに。 頭の中にできた、悪性の腫瘍。 進行が早く、どうすることも出来ないと。 優里とは1年、付き合いが続いていて、このままずっと一緒にいることになるだろうと思っていた。 疑いようがない程だったのに。優里との日常は。 優里の前で、たくさん泣いた。 独りにしないでくれ。 俺も連れて行ってくれ。 なぁ、お願いだよ。頼むよ。 .