「あ。ところで春川さん。これ、春川さんにプレゼントです。」 秋野が差し出したのは、小さな黒い布でできた星と月の2つのキーホルダーだった。 所々、いびつで歪んでいるから、どうやら手作りのようだ。 「どうしたんだ。これ。」 俺の手のひらにキーホルダーを載せた秋野は、 「すみません。あたしが作ったからあんまり上手に出来なかったんですけど…、でもやっぱり持っておいたほうがいいです。」 言い切った秋野の言葉に、もう一度手の中のキーホルダーを眺めた。 .