違いましたか?また少し、首を傾げて見せた。 「……。」 黙り込んだ俺に、 「だから、取りに戻りましょう。」 静かに声をかける。 「いや。いいんだ。もう、いいんだ。帰るぞ。」 そう返した俺に、 「でも…だって…」 戸惑うように言い続ける。 「本当にもういいんだ。ほら、行くぞ。」 強めに言い切れば、 「…はい。」 諦めたように、歩き出した。 .