「さぁ。もう帰るぞ。送ってく。」 立ち上がりながら、秋野に声をかけた。 「春川さん。戻りましょう?ダウンを取り戻さないと。」 俺に言う秋野。 「…あ?どうせもう、ボロボロにされてんだろ。捨てようと思ってたとこだから、ちょうどいいんだ。」 自分にも言い聞かせるように、呟いた。 「良くないですよ。だってあのダウン、大事なものでしょう?」 秋野は真っ直ぐに、俺を見つめた。 .