秋野を伴って、店の外に出た。 相変わらず、外は冷え込んでいる。 「大丈夫か?」 隣を歩く秋野を窺えば、鼻もほっぺたも真っ赤になっている。 「えへへ。大丈夫ですぅ。春川さんが 居てくれるから、あったかいです。」 「…なんだよ、それ。俺は風除けかよ。」 前を向いたまま、そんな風に冗談めかせば。 「も~違いますよぉ。気持ちがあったかくなるんですよぉ。春川さんが居てくれるだけで。」 えへへ。春川さん、大好きですぅ!! ぶんぶんと、俺の横で大きく手を振りながら歩く、秋野。 .