冬の春


幼馴染の幸太とは小学校から大学まで一緒。

大学を卒業してからは、女の一人暮らしは危険だから、と幸太も上京してきて、私の近所に住んでいる。

小さい頃から私にくっついて歩いていたから、この関係には慣れているけどね。

小学校時代は『美穂の舎弟』なんてからかわれていたっけ。

学年で一番のチビだった幸太は、今ではヒョロヒョロと背が高くなった。

それなりにお洒落になったし、人並にモテるようにもなったみたい。

それもこれも、全て私のおかげ。

だから、幸太は私に逆らえないらしい。



幸太はベロベロになるまで飲み続け、私もつられて飲んでしまった。