冬の春


「まあ、美穂ちゃんから見たらオヤジだからな」

「あ、私、そんなに若くないですから。25なので」

「そうなんだ。じゃあ、睦ちゃんと一緒なんだ」

「あ、この前の女性ですか?」

「そうだよ」

「いい人ですね」

「ああ、すごく素直でいい子なんだ」


大悟さんは満面の笑みで言った。


やっぱり! 

二人はお似合いだもんね。


なんて考えていたから、私の顔はニヤニヤしてたみたい。


「ん? どうかした?」

「あっ、いいえ!」


と苦笑いしてしまう私に、


「もう吹っ切れたみたいだね」


と大悟さんは言った。


「え!?」


私は首を傾げる。


何?
征司のこと?
どうして知ってるの?