「ふふふーん」

天使級の笑顔でぷにぷにされてるのはそう、浬。それに
対して鬼の形相とも言える顔で浬の顔をぷ

にぷにしてるのは私、夏。

浬の涙目には勝てるものはいないと思う。不可抗力だ。

そんないつもの光景をニヤニヤしながら見ているハナ。
これまたムカつく。のでお団子を崩してや

った。ハナにとってお団子は命らしく目の前で必死に
鏡を見ながら直している。ざまぁ。

すると、これまたチラチラこちらをみてくるかわいいお
顔。

「はいはい、お前もな。」

髪をぐちゃぐちゃにしてやると嬉しそうに笑った。