「そんな事ないよぉ~~っ…!
それに臨時ボーナスが入った感じで
ねぇ、海鳳欲しい物ない?せっかくだからプレゼントしちゃうよ!!」

「またぁ~!!今日は雪穂のショッピングでモールに来たのに、俺の物買ったら意味ないでしょう?」

「だって、海鳳の欲しい物買ってあげたいんだもん」

彼の腕を握り、ショッピングモールを歩く。
私にとってはそれだけで幸せ。
一緒に歩いているだけで、海鳳からの素敵なプレゼントなのだ。

「マジでいらない。 俺の事ばっかりなんだから…」

「だって海鳳がすっごく好きなんだもん~。
あ~見て見て、すごいすごい天井のスクリーンっ」