ジェームズは不意に言いようのない不安を感じ、「ジェイソンおじさん……」と言った。 そして、悲しげなおどおどした顔をすると、重い足取りで前に踏み出した。
彼は背中の後ろに右手を持っていきジェイソンに合図して、哀れにも助けを求めた。ジェイソンはいつも彼に親切だったからだ。きっと今回も助けてくれるだろう。

しかし、ジェイソンは今、自分の身を守ることすらままならないのだ。ジェームズに助け舟を出すことなどできるだろうか? ジェイソンは助ける代わりに目をそらし、見て見ぬ振りをした。

ジェームズは一歩踏み出すごとに刃の上を歩いているような気がして、体中冷や汗に包まれていた。 そして、ジョンに近づくや否や膝をついてひれ伏して、彼の太ももを掴んで赤ん坊のように泣き叫んだが、目から涙が落ちることはなかった。
「ジョンおじさん、ごめんなさい。責められても仕方ありません。全部、俺のせいです!」

ジェームズは呟いた。 彼はいつも無法者で、誰にも膝を屈しないと吹聴していたが、今やジョンの前で跪いているのだった。そして、これから味わわなければならない運命と、課されるであろう深刻な罰を恐れていた。

「ジョンおじさん、本当にごめんなさい。 今回だけは勘弁してください」カードだけは凍結しないでくれよ……お金がないと、死ぬよりひどい目に遭う。

学校に行かせるのもやめてくれ。 あんなのは刑務所みたいなものだ……

ジェームズはジョンが大目に見てくれることを期待して、心の中で熱心に祈った。

けれどもジョンは何も言わずに甥を床に跪かせたままだ。 彼の怒りは刻一刻と高まっていった。

ジェームズの哀願と悲鳴は十分間も続くことになった。 誰一人喋らないので、部屋の中で聞こえるのは彼の泣き言ばかりだった。
しかし、そのことがジョンの機嫌をますます損ね、さらに激昂させた。その間中、パニックと怯えがジェームズの心を蝕んでいた。