「違うわ、私のせいじゃない。 私のせいじゃないのよ」
イザベラは激しく否定し、ニーナのせいにする。
「ニーナのせいだもん。ニーナがジェームズ・シーさんに嘘をついたの。私じゃなくてニーナに騙されたのよ。私は関係ないわ」

イザベラが惨めな目にあったのは、元はと言えば全部ニーナが原因だった。 全部あいつのせいなのだ。

何で、こんなに何度もひっぱたかれなくちゃいけないのか?

イザベラは立ち上がって渋々釈明し始める。
「私のせいじゃないの。 全部ニーナがいけないの。何であいつをやっつけに行かないの?それどころか、家に帰ってきて自分の娘をひっぱたくなんて一体なんなのよ?」