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「なあ~、オリ。そろそろ聞いていい?」
「あ?なにをだよ」
凡そ男子高校生が持つには若干の違和感がある某ネコのキャラクターがでかでかと描かれた弁当箱。そのなかに詰められた卵焼きを、これまた某ネコのキャラクターが以下略な箸で挟んで口に放り込む。この卵焼きは亜未夏さんのリクエストで甘いやつ。
うん、我ながら美味しく作れた方ではないだろうか。自画自賛。
「で、なに」
きちんと咀嚼して、きちんと飲み込んでから続きを促した。因みに、ピンクベージュの髪をプルプルと小刻みに震わせながら迫ってくるこいつは、美方 七生。俺の幼なじみで、一応、親友のはず。
「なあ~、オリ。そろそろ聞いていい?」
「あ?なにをだよ」
凡そ男子高校生が持つには若干の違和感がある某ネコのキャラクターがでかでかと描かれた弁当箱。そのなかに詰められた卵焼きを、これまた某ネコのキャラクターが以下略な箸で挟んで口に放り込む。この卵焼きは亜未夏さんのリクエストで甘いやつ。
うん、我ながら美味しく作れた方ではないだろうか。自画自賛。
「で、なに」
きちんと咀嚼して、きちんと飲み込んでから続きを促した。因みに、ピンクベージュの髪をプルプルと小刻みに震わせながら迫ってくるこいつは、美方 七生。俺の幼なじみで、一応、親友のはず。



