画面いっぱいに映し出されているモモちゃん特製の朝ごはん(兼昼食)は美味しそうなのは勿論、何だかキラキラしててじんわりと幸せになれる不思議な(いろ)をしてる。数時間前に食べたばかりなのにもう恋しい。甘くてあったかいあの(・・)カフェオレも。


「よぉーし!バチッと決めて早く帰るぞ!!」
「ちょ、亜未夏さんマジのやつじゃないですか」
「マジマジ、だって可愛い黒猫ちゃんが待ってるし♡」
「……あれ?彼氏じゃなくてネコ??」


疑問符を浮かべたまま固まる堀ちゃんに「先に行ってるよ~」と声を掛け、カメラマンの待つ撮影スタジオへと向かう。

気合い充分、気分は無敵。


「Amica入りまーす!」


ここからは戦場だ。