「わあ、カフェみたい」


芳ばしいバターの香りにクウとお腹の虫が鳴く。

ほぼアルコールのみで構築されていた女子力0の冷蔵庫からどうやってこんなにも美味しそうな朝食が作り出せたのだろうか。


おつまみ用に常備していたクリームチーズはトマトとアボカドを仲間にカラフルでお洒落なサラダに生まれ変わり、最早オブジェと化していた某有名ブランドの白い大皿に盛られた一口サイズのフレンチトーストはふわふわのとろとろで食欲をそそる綺麗な黄金(こがね)色。


「アイスがあったんですけどトッピングしますか?」


これは悪魔の誘惑だ。


「する!!」
「了解です。味は?」
「バニラ~!」
「じゃあ取ってくるので食べるの少しだけ待ってて下さい。あ、コーヒーも淹れましたよ。〝今度〟はミルクとお砂糖たっぷりで」
「ヒエッ!モモちゃん天才かよ!結婚しよ?!」

「え、嫌ですけど」



  HONEY BUNNY P!NK 02
 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈୨♥୧