「じゃあさ、うちに来る?」
「は?」
「私も一晩泊めて貰ったし。そのお礼ってことで」
「……それは」
「とりあえず、お風呂入んないと二人とも煤だらけでヤバくない?あと、私いまノーブラなんだよ。マジでヤバい。亜未夏さんこれでも一応ゲーノージン!」
少々オーバーなリアクションで胸元を片手で覆う。そうしたらモモちゃんは一瞬呆けて、唇を引き締めて、ふにゃっと破顔した。
つられてふふふと口許が緩む。
「よし!じゃあ早速行きますか。あ、大家さんに説明して行った方がいいかな?事情聴取は後日でいいって話だけど」
言葉とは裏腹に、一歩、二歩、歩幅を合わせて歩きだす。



