HONEY BUNNY P!NK♡⦅前編⦆

肩から腕に回された手のひらが熱い。私と同じぐらい、熱い。


「宣伝、付き合って下さい」
「わ、わわっ、わわわわ、わたし?!」
「アンタ以外に誰がいんだよ」


ああ、やめて。そんな、無防備で、砕けた笑顔を見せないで。うそ。見せて欲しい。私だけに。私だけのものだって、誰にも見せたくないって、幼子(おさなご)の駄々っ子みたい。こんなの、私の知ってる私じゃない。


「ついでに、ちょっと周って来ます?」
「っ、まっ!え、ぉあ、う、……ぶっっ!」
「ぶ?」
「文化祭デートじゃん?!」
「いや、だって〝それ〟履いてきたのはアミさんでしょ」