「……記念に残すなら、俺とだろ」
ぽそりと耳元で囁かれた言葉とシャッター音が重なりあって心に落ちてくる。顔が熱い。身体も熱い。全身が火照って、血液が沸く。うるさい、うるさい、心臓がうるさい。自分のものじゃないみたい。
映りブサイク過ぎじゃない?!とか、決めポーズ取れなかった!とか、色々と言いたいことはあるはずなのに、なに一つ言葉になって出てこない。喉の奥でぶすぶすと燻って消えていく。
「七生、悪いけどこのパフェ食っていって」
「はいよ~」
「看板借りてくわ」
「オッケー、宣伝よろしく!アミさんと仲良くね」
「…………おー」
「えっ!ぁ、わ、わわ!」



