HONEY BUNNY P!NK♡⦅前編⦆

 
「あ、あの、」
「……ビックリしました」
「え」


ふうと深く息を吐き出して、瞬きを数回。命が吹き込まれる。でも。


「思い付きもしなかったな」
「七生くん?」
「俺、気付けなかった。あんなに一緒に居たのに」


まって、まって。違う。バカ。七生くんを傷付けてどうするの。モモちゃんのことばかり気にして彼の大切な(ひと)を悲しませるなんて、愚かにも程がある。全てが上手くいくとは思ってなかった。けど、こんな、こんな最悪な展開。ほんと、なにしに来たの。大バカ野郎。


「ごっ、ごめん!七生くん、私!」
「ありがとう御座います、亜未夏(・・・)さん」