恐らく、無意識だと思う。けれども反応は顕著だった。だから私も、本当はこれからもモモちゃんって呼びたいけど。本気で嫌なら、辛い思いをさせてしまうぐらいなら。呼び方を変えようって。見極めるつもりで、そういう覚悟を持って、やって来たのだ。
呼び方以前にモモちゃんの生活テリトリーに無断で踏み込んだこと。それで嫌われてしまったとしても。知らず、モモちゃんを傷付け続けてしまうよりはマシだと思ったから、だから、――あれ?
「っ、」
急に黙りこくった七生くんに不自然さを感じて、視線を合わせようとして固まる。どうしよう。やばい。私、また、間違えた?
モモちゃんに負けず劣らず整った顔をした七生くんの無表情が怖い。普段は表情が豊かだからこそ怖い。温もりが消えて、静と動が入れ替わる。精巧な造り物、人形を相手にしているみたいだ。
呼び方以前にモモちゃんの生活テリトリーに無断で踏み込んだこと。それで嫌われてしまったとしても。知らず、モモちゃんを傷付け続けてしまうよりはマシだと思ったから、だから、――あれ?
「っ、」
急に黙りこくった七生くんに不自然さを感じて、視線を合わせようとして固まる。どうしよう。やばい。私、また、間違えた?
モモちゃんに負けず劣らず整った顔をした七生くんの無表情が怖い。普段は表情が豊かだからこそ怖い。温もりが消えて、静と動が入れ替わる。精巧な造り物、人形を相手にしているみたいだ。



