HONEY BUNNY P!NK♡⦅前編⦆

賛辞のつもりだった。いつもありがとうって。感謝の気持ちを込めて。それなのにモモちゃんはピタリと動きを止め、息を呑む。


あ、やばい。私、間違えたんだ。漠然とそう思った時にはもう手遅れで、モモちゃんは一人で立て直してなにもなかった(・・・・・・・)と、身に纏う空気でまざまざと訴えてきた。なら、私もなにもいえないよ。


『パフェは後から持ってきます』
『え、あ、……ぅん』
『七生に誘われて来たんでしょ。今日はどんな設定なんですか』
『ううぅ、松ノ屋の常連太客設定のアミちゃんですぅ……』
『わかりました。常連客の〝アミ〟さんですね』
『あ゙あ゙あ゙あ゙!なんか!ヤだあ!他人行儀で!ヤだあ~!』
『っ、そんなのそっちの方が!』
『え?』
『……いえ、なんでもないです』


ここで漸く、冒頭に戻る。さながら私は蛇に睨まれた蛙だ。ゲコ。