HONEY BUNNY P!NK♡⦅前編⦆

 
『…………説明、してくれますよね?』


深く、暗く、複雑な思考の渦に呑み込まれそうになっていた私を掬い上げてくれたのは他でもないモモちゃんで。


『七生のムカつく顔とオーダー内容で気付くべきだった』


また、頬っぺたがむにむにと動いてしまう。

さらりと色っぽく流れる前髪で隠されたモモちゃんの表情は残念ながら読み取ることが出来なかったけれど。言葉尻の強さとは反対に、丁寧に、優しく。そっと置かれた私のサンドイッチとカフェオレ。扱い方が紳士のそれで、思わず羨望の眼差しを送る。


『アンタ、今朝もたまごサンド食ってただろ』
『んっふふ、そうなんだけどね~』
『……カフェオレも。飲んでたくせに』
『だってモモちゃ……百瀬くんのカフェオレ美味しいんだもん』