「3-Bの戦国カフェにぜひどうぞ~!」
「当たると評判!占いの館、1-Dでやってまぁす!」
まるでお伽噺の主人公になったみたいに。すれ違う人々から花束を向けられているような、しゃぼん玉が浮かぶ世界を泳いでいくような、不思議な感覚。七色に輝いて、幻想的で、触れると壊れてしまいそうな儚ささえも、美しい。ここは夢の国。いつの時代も、夢のなか。
(私達の時も賑やかだったけど、今も変わんないね)
シルバーの星をメインに、大小異なるバルーンを使ってオシャレに装飾された入場門をくぐれば、テントを張った模擬店がすぐに諸手をあげて歓迎してくれる。映えを意識したトッピングましましのワッフルにクレープ、カラフルなドリンク。定番のフランクフルトや唐揚げ、たこ焼き。どこも活気付いていて、いい声といい匂い。胃袋を刺激する誘惑は昇降口まで続き、いよいよ、メインステージへ。



